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「息子への思いを尊重して」


 息子と二人暮らしのプロメスさん、仕事の忙しい息子の支えになろうと買い物や調理、 掃除などの家事を積極的に行っていた。そんな生活のためにと頑張っていたある日、 心臓発作が起きて入院となってしまった。一命は取り留めて無事退院することはできたが、 ほとんど寝たきりの状態となり、自分で何もできなくなってしまったことにとても落ち込んでいた。 そんなプロメスさんの「また息子にご飯を作ってあげたい」という思いを実現するため、訪問リハビリを開始した。


 リハビリを行うことで、ベッドから起き上がるのがやっとだったプロメスさんは 屋内での歩行器歩行から伝い歩きを経て、家の廊下をゆっくり歩けるまでになった。 少しずつだが料理もできるようになり、プロメスさんは「また息子にご飯をつくってあげられるわ」と喜び、 入院前の生活を順調に取り戻しつつあった。


 しかし、リハビリの介入から1年ほど経ったとき、息子さんから母親の様子について「トイレに何度もいく」や 「息切れしているときがある」との相談があった。そのため、プロメスさんに薬や家での状況を聞いてみると 「今はもう歩けるようになったし、多少の家事はできる。薬もこんなに飲まんでもええと思っとるんだわ」と話されていた。 どうやら薬を正しく飲まなくなったり、重い物を持って無理をするようになっていた。 本人の判断でこのままの状況を続けてしまうと再び入院してしまう危険性が高かった。


 そこでケアマネージャーと連携し、息子も参加できる話し合いの場を設けた。 その場には みなとも の看護師も出席し、どのような在宅生活を送っていくかについて話し合った。 日常生活では心臓に負担が大きい動作でも、本人は実感していないこともあったため、 改めてそういった動作が身体にどう影響するか説明した。 また、具体例を挙げて負担が大きいことは息子さんに行ってもらうことを約束した。 内服薬については、看護師から状況によって増減しても問題のない薬を説明した。 プロメスさんは時々スタッフの言うことを復唱し、積極的に話を聞いてくれた。 息子さんも「ちょくちょく看護師さんからも様子を見てもらえるのは安心です」と話してくれた。


 後日、プロメスさんは「最近、息子が家事を手伝ってくれるんやわ」と嬉しそうに家での様子を語ってくれた。 どうやら家のことについては息子さんと協力できており、以前よりも家での会話も増えたとのことだった。 また、内服薬も自分で調整することなく、困ったら みなとも のスタッフを頼ってくれている。 季節が身体に与える影響は多いものの、週2回の訪問リハビリを続け、 再入院することなく現在も息子さんとの暮らしが続けられている。