個別性への取り組み

One & Only 5

ブランタン - セカンドオピニオンの結果、脳腫瘍と診断された86歳女性 – 「母との最期の過ごし方」 ⑴ 「退院したいけど、まだあかんね」とリハビリでうまく歩けないことに対し思いを口にされるプランタンさん。 「そんなことないよ。一緒に家に帰ろ」と返す息子さん。  母が転んで骨折し入院したことを病棟の看護師から聞いた。 プ…

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One & Only 6 転倒による大腿骨骨折と歩行困難

アプソル - 転倒による大腿骨骨折から歩行困難になった75歳女性 – 「安心できる日常をつくる」 ⑴ 息子さん夫婦と3人で暮らしているアプソルさんは、買い物や掃除など家のことを率先して行い、 夫婦が少しでも楽に生活できるように努力していた。いつものように2階で洗濯物を干し終わり、 食事の準備のために1階に降りようとしたと…

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One & Only 7 ALS筋萎縮性側索硬化症と娘の結婚式 オーダーメイド車椅子と一緒に。

ハイラート - 娘の結婚式に出席するためALSに立ち向かう55歳男性 – 「父親として迎える娘の結婚式」 ⑴ ハイラートさんはエンジニアの仕事に就いており、妻と娘の3人で暮らしていた。 最初に異変を感じたのは重い物が持てなくなったことであった。 仕事柄、力を使う仕事ではないためハイラートさんは特に気にせず、年を取ったんだ…

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One & Only 8うつ病と脳出血により右麻痺となった71歳男性

アンドリン - うつ病発症後、脳出血により右半身麻痺となった71歳男性 – 「本当に望んでいること」 ⑴ 5年前、アンドリンさんは会社の上司と反りが合わなかったことで、うつ病を発症してしまった。 その後、退職を余儀なくされ家賃も払えなくなってしまったため、お兄さんのアパートに突然やってきて一緒に暮らすことになった。  あ…

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One & Only 9 肺気腫を患いながらも夫婦で喫茶店を営む69歳女性

カフィ - 肺気腫を患いながらも夫婦で喫茶店を営む69歳女性 – 「喫茶店の再開を目指して」 ⑴ カフィさんは肺気腫を患っていたが、根治療法がなかったため症状をコントロールし暮らしていた。 たとえ症状が悪化しても入院すれば治り、退院したら今までどおりの生活ができていたため、家族で経営していた喫茶店の仕事も問題なかった。 …

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One & Only 10 強皮症~友達との他愛のない話をずっと続けるために。~

カラカル - 強皮症と診断され友人と交流する気分になれなくなった75歳女性 – 「これからも付き合えるように」 ⑴ カラカルさんは仕事の都合で引っ越して来て以来1人暮らしを続けている。 外交的な性格で、普段は家事を済ませたあと、カラオケ喫茶に通い、友達と音楽を楽しんでいた。 しかし、75歳になって手がむくむようになったり…

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One & Only 11 高次脳機能障害-仕事復帰したブラジル人女性

カザール - 高次脳機能障害を抱えながらも仕事に復帰した55歳ブラジル人女性 – 「これからも周りの支えとともに」 ⑴ カザールさんはブラジル人の女性である。日本に来て、工場で製品に不備がないかチェックする仕事をしていた。 来日して1年ほどしたとき、その工場で一緒に働いていたブラジル人の男性ルーカスさんと出会った。 彼は…

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One & Only 12 訪問看護と統合失調症~入院から旅行まで~

ライク - 40年間統合失調症とともに生きてきた65歳男性 – 「本人の葛藤、そして決意するまで」 ⑴ ライクさんは40年間、統合失調症とともに生きてきた。 病気を発症したのは社会人になって3年目で、厳しい上司の対応に耐えてきたものの、 ある日幻聴が聞こえるようになったことがきっかけで統合失調症と診断された。 現在は病状…

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