続・脳卒中からの再挑戦:みなともWORKSを利用した岡田さんの再就職までの道のり
脳卒中からの再挑戦
岡田さん
(脳の損傷による脳機能障害専門の就職サポート「みなともWORKS」のご利用者)は、
数年前まで自動車関連の工場で作業員として働いていました。
しかし、コロナ禍で会社の業績が悪化。
仕事がなくなるのでは、という不安を抱えながら過ごしていた矢先の2020年末、脳梗塞を発症しました。
歩行練習をはじめリハビリを重ねて歩けるまで回復したのち、「いろんな人と再び繋がりたい」
と担当の支援員を通してみなともWORKSのご利用を開始されました。
岡田さんのみなともWORKSでの奮闘ぶりは中日新聞にも取り上げられました。
みなともWORKSからの卒業
2023年中に働いて収入を得ることを強く希望されていた岡田さんは、
ご利用期間中に開催された面接会なども経験した上で
さらなるステップアップを目指して就労継続支援A型事業所へ入所することを決められました。
サービス卒業に際しインタビューに快く応じていただきましたので、
抜粋してご紹介いたします。
みなともWORKSを利用しようと思った理由はなんですか?
他のサービスの見学や体験はしていないですが、自分の直感とパソコンスキルを身につけたいという思いから選びました。
具体的にどんな仕事を希望されていましたか?
どんな仕事でもとにかく就職して家計を助けたいという思いでしたが、脳卒中になって後遺症が残ったため事務的な仕事が適していると思っています。
みなともWORKSに通う前と後で感じる変化はありますか?
はい。話し方や顔つき、外見が変わったと言われますし、自分でも思います。怒りっぽかったのが落ち着いて、人と関わることが増え、外出もできるようになりました。
サポートの中で特に役に立ったものは何ですか?
パソコンもそうですが、電車を使った外出練習です。発症後から恐怖感で利用していなかった電車に乗ることができるようになりました。
これからの目標は何ですか?
最終的な目標はやはり一般就労です。
最初のお給料を家計に入れたあと、孫にプレゼントを買ってあげることが今の楽しみです。
みなともWORKSの利用を検討されている方にメッセージ
悩んでいるならとにかく来てみるといいと思います。病気になってから自分も落ち込むことばかりでしたが、仕事を探して就職するという目標ができて、気持ちが切り替えられました。
自分の生活をより良く、楽にする気持ちがあれば、どんどん前向きになれると思います。
インタビュー全文はこちらをご覧ください。
就職に向けた支援サービスについて
就労を支援する機関は、
- ハローワーク(公共職業安定所)
- 障害者就業・生活支援センター
- 障害者職業能力開発校
- 就労移行支援・就労継続支援
など、その専門性や役割によって幾つか種類があります。
このうち、みなともWORKSは“就労移行支援”に属しています。
企業等での一般就労を希望している方(原則65歳以下)を対象とし、知識・能力の向上や実習・職場探し等を通じて適性に合った職場への就労を目指すものです。
みなともWORKSのご利用を経て岡田さまが今回契約されることになった“就労継続支援”は、就労の機会をもつとともに、生産活動を通じて知識と能力の向上のために必要な訓練等を行うことを目的としています。
利用者が事業所と雇用契約を結び、原則として最低賃金を保障する「A型」と、契約を結ばない「B型」があります(岡田さまの場合はA型)。
就労移行支援と就労継続支援は、障害福祉サービスの中の訓練等給付に位置づけられており、利用するためには、市区町村に申請し障害福祉サービスの必要性等の調査を受ける必要があります。詳しくは、市区町村の障害福祉担当窓口などに相談することができます。
どのサービスがご自身に適しているのか、どこに相談したら良いのかわからない方へ
みなともWORKSは無料で見学や相談、体験を承っております。
各機関との連携もございますのでお気軽にご連絡ください。