STブログ⑥
今日は、進行性核上性麻痺(PSP)で発話が難しくなった方との関わりについてお話しします。
その方は、声を出すことも、うなずくこともほとんどできません。
表情もほとんど変わらないので、初めて会った人には「反応がない」と思われてしまうこともあります。
でも、長く関わっていると、ほんのわずかな呼吸の変化や、視線の揺れ、筋肉の緊張がふっと抜ける瞬間に気づけます。
今日も、冷たいアイスを口に近づけたとき、ゆっくりと口を開き、飲み込んだ後に目尻がほんの少しだけ下がりました。 🍨
それは「おいしい」かもしれないし、「うれしい」かもしれません。
正確な言葉はわからなくても、確かに何かが伝わってきます。
ことばがなくても、会話はできます。
それは声や文字だけじゃなく、“小さなサインを見つけること”から始まるのだと、改めて感じた1日でした。
最後に
みなともでは家族の想いを尊重して、関わりを持っています。
もちろん不安もありますが、相談しながら訪問していくことができます。
もし気になるとの方がいれば、お気軽に見学に来てください。
問い合わせ先:050−3799−8253 小林 ☺️